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電気工事で行われる制御盤の設計・設置とは

電気工事において制御盤の設計・設置は非常に重要な作業です。

制御盤の設計では、制御盤が制御する設備やシステムの機能を詳細に確認し、必要な入力・出力、制御ロジック、インターフェースなどの仕様を文書化します。

主回路、制御回路、保護回路などの電気回路図を作成し、使用する部品を選定、必要な定格を決定します。制御盤内部の部品配置図を作成し、スペース効率や熱管理を行います。

制御ロジック設計では、専用プログラムを作成し、制御ロジックを実現します。人間機械インターフェース(HMI)の画面設計を行い、操作性の確保や、過電流保護、短絡保護、漏電保護などの安全機能を関連する規格や法規に準拠した設計を行います。

制御盤の設置は、制御盤の設置場所を確認し、必要なスペースや湿度、温度、通風など環境をチェックします。
制御盤を設置するための基礎工事や取り付け架台の準備を行い、制御盤を設置場所に運び、所定の位置に固定します。

主回路、制御回路、信号回路の配線を行い、各部品の接続、制御盤のアース接続を行い、安全を確保します。
電源を投入し、制御盤の各機能が正常に動作するか試運転を行い、必要な調整を行います。

すべての機能が正しく動作することを確認し、検査記録を作成、回路図、取扱説明書、メンテナンスガイドなどを作成し、顧客に引き渡します。制御盤の操作方法やメンテナンス方法について、関係者に教育も行います。

施工後のサポート体制を整え、故障時の対応や定期メンテナンスを行います。これらの手順と注意点をしっかりと守ることで、制御盤の設計・設置は高品質で安全なものになります。

 

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